2008-01-01から1年間の記事一覧

晩夏

夕焼け色のワンピースを縫って 黄昏のサッシュをしめている菩提樹のこずえに 白い猫と黒い猫が座っていて 夕焼け色の目をしてこちらを見ている

ええっと、6月からこっち手伝っていたテキスポ本の「最後の晩餐」が販売開始となりまして、(一冊100モリタポ = 10円) もしよかったら。 http://texpo.jp/texpo_book/toc/1890 最後の晩餐というのは、テキスポ内のある企画で一位になった作品でして、猪駆 か…

芥川賞、直木賞候補

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第139回芥川賞・直木賞(平成20年度上半期)の候補作品が決定し、日本文学振興会が3日(木)に発表した。選考会は15日(火)に行われ、同日に受賞者が発表される予定。 昭和10年に制定され、今回で第139回を迎える芥川賞と直木賞。各新聞・雑誌に発表された…

賢者

しなやかな蛇が集まって 昨日の水を飲んでまどろんでいる 互いの背中にもたれながら 隣の明日が幸せであればいいなあと夢を見て、 隣の昨日を燃やしてしまおうとつぶやいている ツボカビで蛙が死んで またちょっと空が色あせた 草はまだ青いから まだ勘弁し…

愛も死も越え 吉田秀和さん、近刊『永遠の故郷』を語る

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【asahi.com】2008年03月12日10時45分 94歳の音楽評論家吉田秀和さん。近刊の『永遠の故郷 夜』(集英社)は、詩と音楽がとけあった歌曲の世界をそぞろに歩んでいる。妻バルバラさんの死による悲しみで一時は音楽を聴くことも評論の執筆も休んでいたが、悲…

正岡子規国際俳句シンポジウム

http://www.ecf.or.jp/shiki/2000/sympo-j.html 略 (芳賀) ボヌフォワさんが自分の作品を引用して、そのとき、俳句に近いものを感じたと言いました。それは、1953年に出た最初の詩集「ドゥーヴの動きと不動について」の中の詩です。そして、次のように…

三好達治賞に田中清光さん 詩集「風景は絶頂をむかえ」

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【asahi.com】2008年03月01日20時11分 大阪市が創設した「三好達治賞」の第3回選考委員会が1日に開かれ、田中清光さん(76)=千葉県市川市在住=の「風景は絶頂をむかえ」(思潮社)が選ばれた。全国から180点の作品の応募、推薦があった。 田中さん…

松永伍一さんが死去 詩人、「日本農民詩史」

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【北海道新聞】(03/04 13:46) 死去した松永伍一氏(詩人、評論家) 詩人で評論家の松永伍一さんが3日午前0時7分、心不全のため東京都練馬区の病院で死去した。77歳。福岡県出身。葬儀・告別式は密葬で行い、後日しのぶ会を開く。 詩人丸山豊と出会い…

定型のもたらす可能性を日米韓の研究者ら討論 国際俳句シンポ

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【asahi.com】2008年03月04日14時29分 第10回国際俳句シンポジウム(日本伝統俳句協会主催)が、このほど兵庫県芦屋市の虚子記念文学館で開かれた。韓国や米国の研究者を交えた4人のパネリストが、「定型が俳句にもたらすもの」をテーマに語り合った。司…

手紙で書いた哲学史・タレスからヘーゲルまで−偉大な精神50人に聞く

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【韓国情報発信基地!】 ■ 原題: 50 Philosophical Letters ■ 手紙で書いた哲学史・タレスからヘーゲルまで−偉大な精神50人に聞く ■ イ・スジョン(著) ■ アテネ(刊行)■ 本の紹介 - 西洋哲学の偉大な思想家たちの、核心思想を綴った本。ギリシャ初の哲学者…

被爆者のいつわらぬ気持です」 福田須磨子展始まる

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【長崎新聞】2008年3月4日 長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで四日、長崎で被爆した詩人、故福田須磨子さん(一九二二−七四年)の草稿などを紹介する「詩人・福田須磨子“愛と闘いの人生”展」が始まった。二十三日まで。 福田さんは、爆心地から一…

中也記念館、「友情」テーマに展示替え−中也の友人関係を紹介

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【山口経済新聞】2008年 3月5日 今回の常設テーマ展示では、糸で結ばれているイメージで展示空間をデザイン 中原中也記念館(山口市湯田温泉1、TEL 083-932-6430)で2月21日より、詩人・中原中也と友人との関わりを紹介する常設テーマ展示「友情−君と僕との…

OORUTAICHIとYTAMOが率いるウリチパン郡、

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ニュー・アルバム『ジャイアント・クラブ』を4月23日に発売 【bouece.com】2008-03-04 掲載 OORUTAICHI、YTAMOに加え、千住宗臣(BOREDOMS)、PARA、亀井奈穂子(三田村管打団?)の4人バンド編成となったウリチパン郡。彼らのセカンド・アルバム『ジャイア…

「野焼き」

寒い間タンポポは びたーーと開いて地面にはりついて 貼りついたまま、短い茎を起して花も咲かせる。 根が1メートル以上も深く伸びて、強靭かつはた迷惑な雑草は、 火をかけるぐらいでは死なない。 冬の終わりの野焼きの透明な炎は、なぜだか熱くない。

机の上のたんぽぽと焦燥

意地悪な細い指は からまって けれど、丁寧な受け答えはリズムの緩和を生みます 赤いボールペンと蛍光ペンで 傾向と対策の四角い構築物を塗りたくり、 はさみで三角形の砕片に断裁 酩酊したはさみは規則正しく15度 軸を傾けながら回りました はさみのアイド…

三好達治賞に田中清光さん 第3回三好達治賞

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【中日新聞】2008年3月1日 20時40分 大阪市は1日、優れた詩人に贈る第3回三好達治賞の受賞者に田中清光さん(76)=千葉県市川市=を選んだと発表した。受賞作は「風景は絶頂をむかえ」で、「痛切な死生観の与える感動」が評価された。賞金100万円や…

波佐見高に石碑 阿久悠さん「甲子園の詩」

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昨年8月に70歳で亡くなった作詞家の阿久悠さんが、波佐見高(波佐見町)野球部の甲子園での活躍を題材に作った詩の石碑が1日、同校で除幕された。 高校野球ファンとして知られた阿久さんは、スポーツニッポンで約30年間にわたり「甲子園の詩」を連載し…

壁に詩、光る空間アート 旧三国出身2作家がコラボ展

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【中日新聞」2008年3月3日 現代詩作家の荒川洋治さん(58)とアートディレクター戸田正寿さん(59)の共同展が、坂井市三国町緑ケ丘3丁目のギャラリー「ONO MEMORIAL(オノ・メモリアル)」で開かれている。6月29日まで。 荒川さんと戸田…

「家族的」小劇場にも契約の波 劇団梁山泊の上演権訴訟

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【asahi.com】2008年02月26日11時20分 劇団を退団した元座付き作家の戯曲を作家の意に反して劇団側が上演する権利はあるのか? 映画「月はどっちに出ている」などで知られる劇作家・脚本家の鄭義信さんと劇団新宿梁山泊(金守珍代表)が昨夏から東京地裁で争…

「釜ヶ崎詩人」東淵修氏が死去、「銀河詩手帖」を主宰

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東淵修氏(ひがしぶち・おさむ=詩人)24日、急性心筋梗塞(こうそく)で死去。77歳。告別式は近親者で済ませた。 喪主は長女、香代子さん。後日、しのぶ会を開く。 大阪市西成区のあいりん地区(釜ヶ崎)に暮らし、1968年から詩誌「銀河詩手帖」を主…

テキスポの最新詩冊子   あほう共々 (丁了卍)

http://texpo.jp/texpo_book/toc/860/ 「うわああ」 と思ったので紹介。 まずは中身を是非。 インパクトが凄い、5割は絵のおかげかもしれない。 まだ中身の本文をしっかり読めていないのだけれど、絵だけでもう脱帽。 テキスポでの出版は、こういう形式がや…

ケータイ小説投稿サイト「おりおん☆」、5000万PVを突破

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【ヤフーファイナンス プレスリリース】2月21日 オリコン株式会社、ゴマブックス株式会社、株式会社サクセスネットワークスの3社で共同運営するユーザー参加型ケータイ小説投稿サイト「おりおん☆」は、2007年12月1日にオープン以来、好調に閲覧数を伸ば…

諧謔 富んだ文芸誌創刊 川柳作家ら36人

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【神戸新聞】 川柳を中心に、多彩な執筆陣が詩や小説、随筆などを寄せる総合文芸誌「文藝みみやなぎ」が創刊された。“諧謔(かいぎゃく)”に富んだ言葉がジャンルを超えて奔放につづられる意欲的な内容が特徴。発行元の「ミミクリエイション」代表で川柳作家…

透明人間が夕飯に

透明人間のくせに食べる食べる。皿の中身が口と思しきところへシュッタと消え去っていく。 大食い選手権さながらに皿が消え、お代わりを請求する。 急いでご飯を盛り、追加にもう一斗焚き始める。鶏を2羽ネギと白菜を山のように切り刻み大なべで煮込みつつ…

県境を超えて、中国・四国 地方の詩文庫

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【asahi.com】2008年02月16日11時55分 中国・四国地方の現代詩人に的を絞った珍しい詩文庫が発行されている。和光出版(岡山市)の「中四国詩人文庫」で、計50冊にする計画だ。自費出版だが、装丁をそろえ費用を抑え、人選を地域の中核的な詩人に依頼。名…

中原中也賞に京大生・最果タヒさん

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(2008年2月17日01時21分 読売新聞) 優れた新鋭の現代詩集に贈られる第13回中原中也賞(山口市主催)は16日、京都大学生、最果(さいはて)タヒさん(21)(本名非公表、兵庫県西宮市)の詩集「グッドモーニング」(思潮社)に決まった。 中也のブロン…

芥川龍之介の幻の原稿展 岡山

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【msn.com】2008.2.10 20:19 岡山県倉敷市出身の文学者、薄田泣菫(1877〜1945)の遺品資料から新たに確認された文豪、芥川龍之介(1892〜1927)の生原稿や書簡を公開する「芥川龍之介 幻の原稿〜薄田泣菫資料からの発見〜」展が、同市の市…

「人生、蛇行しながら太く」 詩人・加島祥造さん

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【asahi.com】2008年02月07日10時52分 「求めない―― すると 時はゆっくり流れはじめる」。シンプルな言葉でつづった詩集『求めない』(小学館)が39万部のベストセラーになった、85歳の詩人加島祥造さん。信州・伊那谷の自然の中で詩や墨彩画を楽しむ「…

H氏賞、現代詩人賞候補発表

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最終選考委員会は3月8日東京飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで開催され、決定発表される。第58回H氏賞候補 1.葛原りょう『魂の場所』23 (コールサック社) 2.林 木林『植星鉢』17 (土曜美術社出版販売) 3.寺田美由記『Contact』14 (思潮社) 3. 白井知…