壁に詩、光る空間アート 旧三国出身2作家がコラボ展

中日新聞」2008年3月3日
 現代詩作家の荒川洋治さん(58)とアートディレクター戸田正寿さん(59)の共同展が、坂井市三国町緑ケ丘3丁目のギャラリー「ONO MEMORIAL(オノ・メモリアル)」で開かれている。6月29日まで。
 荒川さんと戸田さんはいずれも旧三国町出身で東京都在住。花火大会や三国祭の山車など、三国を題材に荒川さんが書き下ろした新作「三国古詩」を、戸田さんが真っ白な壁一面に文字シールを張り付けたり、クリスタルを添えるなどして空間美術に仕立てた。
 三国町内に住む主婦(61)は「詩には三国の風物詩が描かれ、親近感を持った。戸田さんの作品はシンプルだが、白い壁やクリスタルで詩が引き立てられている」と話していた。
 入館料は300円で、高校生以下無料。金、土、日曜日と祝日の午前10時から午後4時まで開館。問い合わせは同ギャラリー=電0776(81)3556=へ。

 (小島香子)

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080303/CK2008030302092104.html