2008-03-04 「野焼き」 詩 寒い間タンポポは びたーーと開いて地面にはりついて 貼りついたまま、短い茎を起して花も咲かせる。 根が1メートル以上も深く伸びて、強靭かつはた迷惑な雑草は、 火をかけるぐらいでは死なない。 冬の終わりの野焼きの透明な炎は、なぜだか熱くない。