好きな詩

へのころちゃん

311 :元構造 ◆/Cej999/v6 :2005/12/22(木) 20:57:52 id:KilhsN6a (ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ)(ΦζΦ) こ ん に ち は へ の こ ろ ち ゃ ん ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆三人がかりで、三人がかりで ( ☣…

リチャード・ブローティガン

リチャード・ブローティガン詩集 中上哲夫訳 思潮社 男がふたり車から降りる 男がふたり車から降りる そして車の脇に立っている。ふたりは ほかにどうしたらいいかわからないのだ (p13) #巷にあふれかえっている詩に似ている。 いや、そこまで言っては申し訳な…

ヨアヒム・リンゲルナッツ 「すかんぽ」

スカンポ(哀れな草) ヨアヒム・リンゲルナッツ 土手の上でスカンポは レールの間に生きていた 急行ごとに気をつけをし 人の旅するのを眺めていた 埃にまみれ煙を吸い 肺を患い うらぶれた 哀れなスカンポ 弱い草 目もあり心もあり耳もある 汽車は去りゆく …

 2ch梁山泊 ぼくたちがふっとんでいたとき

http://www7.atwiki.jp/poem_toukou/pages/515.html#p09 ぼくたちがふっとんでいたとき ぼくたちがふっとんでいたとき きみはほんとうに 地平線のかなたの蒙古高原に 腰をおろしながら 羊たちの群れが大きくうつった 満月のシルエットをながめていたのか ぼ…

 2chスレ 雨森さんの詩

http://book4.2ch.net/test/read.cgi/poem/1080625873/293 #感無量。。 本人の許可もらったら、スレが落ちても残るようにコピしておこう。。。 293 :アマモリトオル ◆yjVBsR9W2A :2007/03/12(月) 04:20:19 id:U8ULhMX3無言のなかで待ち続けているという …

 金子光晴 洗面器

洗面器 (僕は長年のあひだ、洗面器といふうつはは、 ・僕たちが顔や手を洗ふのに湯、水を入れるものとばかり思つてゐた、ところが、爪哇(ジヤワ)人たちは、それに羊(カンビン)や、魚(イカン)や、鶏や果実などを煮込んだカレー汁をなみなみとたたへて、花咲…

萩原朔太郎(1886-1942) 蛙の死

蛙の死 蛙が殺された、子供がまるくなつて手をあげた、みんないつしよに、かわゆらしい、血だらけの手をあげた、月が出た、丘の上に人が立つてゐる。帽子の下に顔がある。 『月に吠える』大正六年(1917年) - #どちらも好きな詩なのだけれども、ほぼ同時代…

伊良子清白(1877−1946)漂泊

漂泊 蓆戸(むしろど)に 秋風吹いて 河添(かはぞひ)の旅籠屋さびし 哀れなる旅の男は 夕暮の空を眺めて いと低く歌ひはじめぬ 亡母(なきはは)は 處女(おとめ)と成りて 白き額月(ぬかつき)に現はれ 亡父(なきちち)は 童子(わらは)と成りて 圓(…

 松本圭二 青猫以後

松本圭二 公式サイト参照 ttp://www.tibikuro65.jp/cat4/cat7/ サイトには解題がついていて、詩の背景はそちらで、後半部分の引用 電話線にハサミを入れた時の解放感、というか安堵の気持ちが全てだったのではないでしょうか、とおまえは語った。まるで他人…

 八木重吉 「素朴な琴」 第二詩集の 貧しき信徒より

素朴な琴 この明るさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば 秋の美くしさに耐えかね 琴はしずかに鳴りいだすだろう

 吉岡実 苦力 (冒頭)

苦力 支那の男は走る馬の下で眠る 瓜のかたちの小さな頭を 馬の陰茎にぴったり沿わせて ときにはそれに吊りさがり 冬の刈られた槍ぶすまの高粱の地形を 排泄しながらのり越える 支那の男は毒の輝く涎をたらし 縄の手足で肥えた馬の胴体を結び上げ満月にねじ…

 尾形亀之助 「雨になる朝 」より 

かなしめる五月 たんぽぽの夢に見とれてゐる 兵隊がラツパを吹いて通つた 兵隊もラツパもたんぽぽの花になつた