まとめ

セシウム蓄積濃度の閾値について、バンダジェフスキー論文から」 という検証の主旨にそってまとめると、

1、アップルペクチン実験では、高濃度グループ平均122ベクレル/Kgですら、症状としての傾向がみられても、治療を要するレベルまで悪化はしていなかったこと。 (しかもこの傾向は、非常に小さなデータ抽出を元に見られているので、一般的な事象であると断定もできません)

2、全体的な傾向を測るには、実験のデータ数が少なすぎること

3、チェルノブイリの事故及び、事故後の高濃度セシウムの影響を受けた層には、高い甲状腺異常が既に存在していて、心血管への影響はそちらのほうが大きいと思われること。(初期被曝の少ない福島へはそのまま演繹できない)

4、ビタペクトに入っているビタミン成分による症状好転の可能性があって、セシウム蓄積の閾値確定には向いてない実験だったこと。

でした。