南相馬内部被曝計算


http://www.city.minamisoma.lg.jp/mpsdata/web/5611/naibuhibakunosuii.pdf


まず前提として、1回目の検査を180日目 2回目の検査を270日目と仮においてみる(そもそもここがわからないと近い数字は絶対に出ないので、あくまで仮置き)


次に初期被曝については、初日に一括して加算。

グラフの12人のなかから、勾配のきつい5000㏃から1000㏃に落ちた人のデータに注目
減少勾配がきついので、通常の摂取は0と仮定する

1、180日目に5000ベクレルになる場合の排出日数110日モデル

大人初期摂取17000Bq180日目5000Bq、270日目2700Bq
http://twitpic.com/8nf6fg

270日目が2700㏃になってしまうので、データが合わない。
ということはこの人は排出率が非常に高い人だということがわかる。

2、排出日数を50として、180日目5000㏃付近になる数値を選ぶと

大人初期摂取60000Bq 180日目4578㏃、270日目1314㏃
http://twitpic.com/8nkvhl

全部セシウム137換算なのでちょっと違うけれども、0.35m㏜/y付近






補足
3、ちょっと信じられないけれど排出日数を40日設定すると、二つの数値がもっとマッチする。
大人排出日数40日初期値12万㏃180日4941㏃,270日目1038㏃年間累積0.56m㏜ /y
http://twitpic.com/8nle81


もしかして、一回目の検査時期がもっと早いのじゃないかな、、それなら勾配がきつくなるのもわかるし、、、例えば一回目が120日目付近、2回目が210日目付近だったら?
http://twitpic.com/8nmbyi
大人排出40日初期値4300Bq120日目5000Bq210日目1052Bq年間0、2m㏜/y

ううむ、排出40日は外せなかったなあ、、、同じような勾配が4本あるということは、日本人の排出率はもしかしてロシア人より高いかも?あるいは性別の差?
なんにしても予想どおりにはならないということです。

とりあえずセシウム分は0.2〜0.5m㏜/y付近。1mSvは到底行きそうもないです。


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>コメント
一番減少してる人って、体重も一緒に落ちてるんじゃないかなぁ・・・。
おかれた状況を考えると、食事の量が減ってるような気がしますね。

食品の放射能汚染を恐れて、食事の量が減っている。
環境の変化、ドタバタによって食事の量が減っている。
ストレスによって、食欲が減っているetc

によって、体重そのものがおちているような気がします。

体重が60kgの人が、5000 Bq抱えていたとしたら、
その人が50kgになれば、体重自体が 0.833倍になっている。
5000Bq*0.8333=4167 Bq これだけで833 Bq 体内から減少する。

それに通常の排出を考えたら、体重減=代謝もいいはずなので
通常の生物学的半減期 100日より、はやくなってもおかしくないかもしれない。

この人の初期(トータル摂取量)2万Bqぐらいと考えて、0.26mSV
約0.3mSvぐらい(セシウム137)

これに同量のセシウム134があったと考えると
最大で見積もって、0.7mSvの生涯被曝量だと思っていいかと。

最初の一年間で被曝する量は、その92%ぐらいなので、
この一年でセシウムから被曝した量は
大体 0.64mSvぐらい。

セシウム(134+137)による、来年一年間の被曝は
0.056mSv=56 μSv にしかならない・・。



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お返事
そうか、体重減少の分ですか、、、

あ、でもこのデータもしかしたら、137と134の合算なんじゃないかと思うんですよ
排出機序は一緒ですが134は崩壊が速いですから、その分見た目の減少が進むかもしれないです。

物理的半減期が1000日程度の134は100日間では崩壊によって7%が減ってます(元の量の93%になってる)
この計算だったら、180日目時点で88% 270日目時点で83%量が残ってるはずです。
ということは最初に半々あったとしても、このデータでみられる100日の間で2.5%分の減少分は、排出に加算されて起きていることになりますから、、初期値×1/2×0.05ぐらいは差し引いて考えられますね、、、 初期値を2万㏃とおくと500㏃分 6万㏃で1500㏃分 12万㏃で3000㏃分 ←あ、これはありえないですね、減少分が4000なわけだから、、、

生物学的半減期110日から考えると、180日目には初期値の30%になり、270日目には16%までおちているわけですから、100日間の減少分における134の寄与分という点を考えると、全体減少量中15%以上になってはどう考えてもおかしい、、 排出日数を短縮すると、初期値はそれに応じて上がりますが、この寄与分を考えることでおのずと上限がはまることになります。

というと、まあ、おおざっぱに500ベクレル分を134の崩壊分による寄与と考えて、5000ベクレルから1500㏃ さらに体重減少分を1000㏃と考えると、5000㏃から2500㏃への減少モデルをおけばいいのかな、、

http://twitpic.com/8nraxu

な感じです、137、134合算で0,2m㏜/y

リーフレイン2012年02月24日 06:12
大人排出95日 初期値2万㏃ 180日目4911、270日目2500㏃年間0.2m㏜/y これに134崩壊分500ベクレルと、体重減少分1000㏃を加算。 結果 270日目1000㏃付近。
預託実効線量を出してみると、摂取は初期値で半々として、セシウム137が1万㏃ セシウム134が1万㏃と仮定していますから、
10000Bq ×0.000013+10000Bq×0.000019=0.32m㏜(預託実効線量)