みすゞのうた CDと絵本に 作曲家浜圭介さんらが制作 「象」「夕顔」…売れ行き好調

西日本新聞】2008/02/03
 長門市仙崎出身の童謡詩人金子みすゞ(1903‐30)の詩の世界を、CDと絵本にした「みすゞのうた」がそれぞれ発売され、全国のファンから人気を呼んでいる。金子みすゞ記念館では「みすゞの宇宙がぐんと広がる。じっくり味わってほしい」とPRしている。 CDは、「終着駅」「舟唄(ふなうた)」などのヒット曲で知られる作曲家浜圭介さんが作曲、制作した。浜さんは、10年前にみすゞの詩に出合った。「美しさと優しさ、情にあふれた彼女の詩。自由なメロディーで表現したい」と作曲に乗りだした。
CDは、新日本フィルが演奏。ソプラノは佐藤しのぶさん、テノールは佐野成宏さん。「失(な)くなったもの」「寒のあめ」「象」「夕顔」「不思議な港」など8編の詩の曲を収録。値段は3000円。
これに合わせて、絵本作家高畠純さんが8編の詩を美しい絵本に描き上げた。32ページで、1000円。
 問い合わせ先は、金子みすゞ記念館=0837(26)5155。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20080203/20080203_002.shtml