若手詩人が単独ライブ

京都新聞】1月23日上京のchoriさん、自作の詩披露
京都の風景をテーマに詩の月例ライブをスタートさせるchoriさん(京都市上京区)  京都市上京区の詩人chori(ちょり)さん(23)が25日から、市内で月1回、自作の詩を披露する単独ライブ「京都詩景」を始める。子どものころから慣れ親しんだ場所を題材に詩を創作する予定で、「活動10年目を機に、定期的に詩を聞いてもらえる場を作り、京都人の原体験を表現していきたい」と意欲を見せる。
 Choriさんは10代で詩作を始め、2005年、詩学最優秀新人賞を受賞。詩集出版のほか、朗読や音楽を融合させた「ポエトリー・リーディング」を展開し、全国でライブを続けてきた。  今年、活動10年目に突入するのを機に地元での活動の場を広げようと、「京都詩景」と題した月例ライブを企画。「木屋町」「京都タワー」など毎回テーマを設け、まちや人の営みなどをうたう。初回は、都の中心として歴史をはぐくみ、市民の憩いの場でもある京都御苑をイメージして作った詩十数編を披露する。  茶道裏千家家元の長男として生まれ、京都への思い入れは深いが、本格的に地元を題材に詩作に取り組むのは初めて。「これまでは京都人として照れがあったが、活動を続け、ようやく京都をうたう気持ちになれた。蓄積したものや絶えたもの、さまざまな歴史のあるこのまちでの原体験を言葉に変換していきたい」と話している。  初回ライブ「御苑」は25日午後7時から、中京区の「NANO」で。前売り2000円。問い合わせはchoriさん携帯電話090(4294)7060。
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