佐世保市の四ケ町商店街 「喜びの種まこう」 大垂れ幕で呼び掛け

西日本新聞】2008/01/09付朝刊
大勢の市民でにぎわうさせぼ四ケ町商店街に登場した大垂れ幕
 佐世保市の四ケ町商店街アーケードに、谷川俊太郎さんの詩「たね」を書いた垂れ幕がお目見えした。近くには短冊が据えられ、多くの市民が願い事を書き込んでいる。同商店街協同組合が「市民と一緒に喜びの種、元気の種をまき、育ててもらいたい」と初めて企画した。 垂れ幕は白地に黒字で「ねたね うたたね ゆめみたね、…なたね まいたね めがでたね」と谷川さんの詩の軽妙な文章が柔らかな毛筆タッチで記されている。 また、短冊にはインターハイ出場や恋愛、家族の健康を祈願する文面のほか、「佐世保がいいニュースで有名になりますように」といった願い事も書かれている。 同組合の竹本慶三理事長は「(昨年12月に起きた)散弾銃乱射事件などで沈痛な雰囲気が漂う中、商店街が市民と一緒になって街を明るく、希望を持って盛り上げていきたい」と話している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20080109/20080109_001.shtml