温家宝首相、大阪で自作の詩を披露 友好ムード高める

asahi.com】2007年04月13日
 中国の温家宝首相は13日夕、大阪市内で大阪府太田房江知事や関西経済連合会の秋山
喜久会長ら関西政財界の要人と会談し、訪日の全日程を終えた。温首相は「今後の中日関係
で、関西が先導役になるよう期待している」と述べ、人的交流を通して、関西圏と中国との
経済的結びつきが強まることに期待を示した。
 会談の冒頭、太田知事が「関西は、日中国交正常化以前に中国に経済界のミッションを出
すなど、現在の活発な経済交流の基礎をつくった」とあいさつ。これに対して温首相は「歴
史的往来からみて、関西地域は重要な位置を占めている」と応じた。
 会談後の歓迎夕食会のスピーチで、温首相は「春がやって来て、陽光まぶしく、桜の花が
咲き誇っている。氷と雪は解けました」という意味の自作の詩を披露。訪日の成果を強調し、
今夏に神戸で開かれる世界華商大会などを控え、友好ムードを高めて訪日を締めくくった。
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