ワーズワースの詩がラップに 英州観光局のサイトに登場

livedoorニュース】2007年04月12日15時38分
【ロンドン11日】英国の湖水地方の観光局が、イメージの近代化と新しい世代の観光客の誘致を狙って、同地方とゆかりの深いロマン派の代表的詩人、ウィリアム・ワーズワスの「水仙」の詩のラップ版を作り、サイトで紹介している。
 「水仙」は1804年に湖水地方のアルズウォーター湖畔で作られた、牧歌的なワーズワスの詩の代表作の一つ。湖水地方は毎年、何百万人という観光客をひきつけている。
 サイトでは、湖水地方のマスコットの赤リスのサムを改名したMCナッツが湖畔で踊るビデオとともに、ラップ調に書き換えた「水仙」の詩の音楽が流れる。
 湖水地方があるカンブリア州の観光局はこれに関して、これまでの栄誉に安住しているだけではいけないとしている。同局は、「ワーズワスの『水仙』はこれまでの200年、変わらずに愛読されてきた。さらにこの先の200年そうであり続けるために、我々はユーチューブ世代を取り込みたい」と述べた。
 「ワーズワス・トラスト」のデービッド・ウィルソン氏によると、ワーズワスの詩は200年を経た現在でも人気が高く、新たな愛読者も増えているという。同氏は「ワーズワスの詩がいかに今日的であるかを紹介し、若い世代の人たちが彼らなりの方法でワーズワスの詩を鑑賞し、人生を豊かにするのを促すのも、私たちの仕事の一部です」と語っている。
 サイトのアドレスは、http://www.golakes.co.uk/wordsworthrap/

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