変な夢 更新する青年たち

果てしなく続く荒野のむこうから
一列に並んだ ふんどし一丁の青年たちが
「どすこーい  どすこーい」と一斉に四股を踏みながらこちらへむかって行進してくる
みれば、皆普通の青年たちで、痩せていたり、太っていたり、もちろん髷なぞ結ってはいない
同じリズムで足をあげ、両手を突き出しながら
「どすこーーい どすこーーい」と続く唱和が
耳に轟く音量になってきた