旅の記事より「金子みすゞと上山雅輔

金子みすゞと上山雅輔
asahi.com】2007年10月13日
本州の西端近く、日本海に突き出た漁師町が、童謡詩人・金子みすゞの故郷だ。山口県長門市の仙崎(せんざき)。 北にある青海(おうみ)島に庇護(ひご)されるようにたたずむ。北前船イワシ漁、山の幸と海の幸の交易などで栄えた。海の恵みに糧を頼り、半面、「板子一枚下は地獄」という危うさもある暮らし。人々はおのずと信心深い風土を育てていった。 出産のため南下してくる鯨を待ち受ける「古式捕鯨」も明治まで活発だった。母鯨の胎内にある子の命も奪ってしまう因果。それを償うように、1692(元禄5)年に漁師らが建立したのが、世界でも珍しい鯨墓(くじらばか)だ。鯨に戒名をつけ、位牌(いはい)をもうけ、過去帳に記録した。子鯨70頭余りが眠る。いまも毎春、法要「鯨法会(くじらほうえ)」が営まれる。
ーーーーーーーーー以下サイト参照
http://www.asahi.com/travel/traveler/TKY200710120210.html