子供にも広がる「五行歌」

【読売新聞】(2007年5月3日 )
 自分の思いを5行の言葉で表現する「五行歌」に挑戦する子供たちが増えている。
国語などの授業に取り入れる学校が出てきたほか、町内会など地域ぐるみで取り組む試みも。俳句や短歌よりも平易で、子供の表現力を引き出せる点が魅力のようだ。
 五行歌は、東京都在住の詩人、草壁焔太(えんた)さん(69)が考案した新しい詩の形。ルールは〈1〉5行に書く〈2〉1行は一息で読める長さで――の二つだけ。1994年に「五行歌の会」を結成、今では全国に支部ができ、愛好者は約3000人に増えた。 草壁さんは「子供に意見を述べなさいと言っても難しいが、五行歌だと、普段使っているそのままの言葉で素直に表現できることが多い。多くの子供たちに五行歌に挑戦してもらいたい」と話している。(森谷直子)
ttp://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070503ur01.htm