「紅崖天書」神戸モダニズムの詩人たち「第22回詩歌文学館賞」 

「紅崖天書」解読に100万元の懸賞金・貴州省関嶺県
【北京週報】日本語版 2007年3月12日
貴州省関嶺県の竜爪村にある晒甲山。その岸壁に記された奇怪で神秘な20余りの古代文字。
その内容を解読できる人はいない。そのため「天書」、岸壁が茶色を帯びた紅色をして
いるので「紅崖天書」とも呼ばれている。
晒甲山の西側。幅約100メートル、高さ3メートルの石壁上にある紅崖天書は、
形は古代の符号のようで、彫ったり刻したりしたのでなく、隷書に似て隷書ではなく、
篆書に似て篆書でないようにも見える。ただ字の跡は火のように鮮烈に赤い。
紅崖天書を発見したのは地理学者や考古学者、探検家でもない。古代の詩人だった。
明代嘉靖年間の貴州出身の文人、邵元善だ。山水に遊ぶうちにふと天書が目にとまり、
『紅崖詩』を詠んだ。これがきっかけで世に知られ、史学者や考古学者が次々と訪れた。
諸説紛々だが定説はまだない。
神秘に包まれた紅崖天書。関嶺県は今、一日も早く解読しようと100万元(約1500万円)
の懸賞金を出して内外に広く公募中だ。
ttp://www.pekinshuho.com/wh/txt/2007-03/12/content_58866.htm


神戸モダニズムの詩人たち展
神戸新聞】2007/03/13
兵庫県現代詩協会(福井久子会長)は「神戸モダニズムの詩人たち展」を
十三―十八日、神戸市灘区原田通三、原田の森ギャラリーで開く。
稲垣足穂竹中郁、小林武雄ら、戦前から活躍した詩人を系統立てて位置付け、
今に続く「神戸モダニズム」の流れを探る。(平松正子)
 モダニズム文学は第一次大戦後の欧州で起こり、日本の近現代詩に大きく影響。特に神戸は、一九二八―三〇年に竹中郁が渡欧し、視覚的な実験詩シネ・ポエムを始めるなど、日本のモダニズム詩の先進地だった。
竹中とも親交のあった稲垣足穂は「一千一秒物語」「星を売る店」「ヰタ・マキニカリス」など特異な世界観による作品を残し、今も若い世代に人気が高い。同時代の衣巻省三は、小説「けしかけられた男」で第一回芥川賞候補にもなっている。
ttp://www.kobe-np.co.jp/rensai/cul/483.html



盛岡「第22回詩歌文学館賞」が決定
日本現代詩歌文学館HP】 2007年3月12日
詩歌文学館賞とは1年間に刊行された詩、短歌、俳句作品集の中から、
それぞれ最も優れたものに贈る賞で、故・井上靖名誉館長の提唱に
よって設けられた。起案された当初は、3ジャンルから1冊を選び、
歌人がともに熟読した。現在では日本の詩歌文学における代表的な
賞として定着。昭和61(1986)年に第1回の賞が贈られた。
 選考は当館の振興会役員・評議員をはじめとする主要詩歌人、文芸誌編集者
など約1,000名からのアンケートを参考に、各分野3名の選考委員が行う。
選考委員は3年ごとに入れ替わり、選考の結果は文芸誌「すばる」(集英社)6月号に掲載予定。

第22回 2007年受賞 詩部門  池井 昌樹『童子』(思潮社
           短歌部門  岡野 弘彦 『バグダッド燃ゆ』(砂子屋書房
           俳句部門 小原 啄葉 『平心』(角川書店
ttp://www.shiikabun.jp/