どこまでものびる根に絡み取られて骸が溶ける けっして混ざりあうことのなかったいずれの骸もへだてなく 地上にあった輪郭も 根の国の薄暗いぬくみの中に薄れ あなたもあたしもない黄泉比良坂のなだらかな坂を あなたもあたしもなくしながら下り降り 言葉は…
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