2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

詩集を郵送していただいたので、お礼のクッキーと代金を送りました。 コメントカードを付けることがどうしてもできなくて 無言のまま封筒に500円玉。非礼を申し訳ないです。。

竹輪焼之絵

竹に塗り付けたいわしのすり身を 火で炙る小僧どもの絵だった そこは乱雑な砂浜で、 小さな古びた漁船が数隻、浜に上げられている 波打ち際には いわしが猫もまたいで通るほどに転がり かもめも嫌がる腐った魚の悪臭がゆらゆらとたちのぼる 食いつめた乞食の…

Moon dance #2

月が満ちる前 誠意とかプライドとか品位とか常識とか 建て前とか愛とか見栄っぱりとか 少しづつ羽が生えて飛んでいってしまって 赤裸々なスケルトンが 恥ずかしそうに震えながら立っている ああ、月が欲しいのだ

Moon dance #1

彼はダンディなステッキだった。 細身で骨ばっているが肩幅は広く 非常に形のよい小さな頭をしたほんの少し老成した雰囲気のある紳士で、 大陸の人のように長い手足を優雅に伸ばし、 はにかむような笑いを浮かべてまっすぐに立っている。 気がつけば、あたし…

アヴァンギャルドではなく

重ねてお返事ありがとうございました。 そうですねえ、詩も衰退しています、というか刺激を受けるのは戦前から70年代半ばまでのものが多いです。 実際のところ田村隆一であるとか吉岡実であるとか、金子光晴であるとか、、、そういったキラ星のような先人…