携帯ネットはつらい

”ネットに接続される”という感触が失われていくのがわかる。
もちろん人間はネットには接続しないんのだが、毎日のようにWEBを覗きこみ書き込み、反応を待っていると自分がネットの中に接続されているような、あるいは、ネットの中に神経を薄く伸ばして蜘蛛の巣のように張り渡しているような気分がする。
携帯でアクセスというのは、いままで両手にスコップをもって掘っていた砂遊びを爪楊枝に持ち替えて、指先だけでやってるような気分。砂浜は潮が満ちてくればならされてしまうので、到底間に合うように何かを作り上げるのはかなわないと途方にくれる。つくづくスピードが速い場なのだと思ったりもする。
なにはともあれ、キーボードと画面がほしい。