盛況!アドリアーナの詩のパフォーマンス

【ラティーナ】 2007年3月31日
世界的に評価の高いブラジルの「詩」の文化。リオデジャネイロのバンコ・ド・ブラジルの 文化センター(CCBB)でも、「詩」を中心にした興味深いイベントが行われている。
ビデオ-詩、音楽詩、詩のアニメーション、詩に合わせたダンス等という「詩」の世界を広める試みをしているインターネット・サイト「Erratica」が企画したイベント「Erratica:poema ao vivo」の初日には、アドリアーナ・カルカニョットが登場し、パフォーマンスを披露した。会場となったのは200席しかない劇場で、CCBBには整理券のない人で溢れることとなった。一方劇場内では、音楽一切なしの「詩」のパフォーマンスをするためにステージに登場したアドリアーナが、まず詩へ興味をもつきっかけを話し、パファーマンスが始まった。 「詩をやろうということはなかったの。ある日、(故郷の)ポルト・アレグリで食器を洗っている時に、ラジオでファギネルがフェレイラ・グラールの詩を朗読している聞いた。 それはとても音楽的だった…」
アドリアーナの「詩」のパフォーマンスは、朗読はもちろん、叫んだり、ダンスしたりして進み、 彼女の才能が遺憾なく発揮されていた。 本業の音楽の方では、年内に2002年の『カンターダ』以来の、カルカニョート名義でのオリジナル・アルバムの発表が期待されている。  また、企画の土台になっているサイト「Erratica」の方でも、多くの詩を中心とした インスタレーション等を見ることができる。(H)

ttp://www.latina.co.jp/html/topics/topics_dis.php?code=Topics-20070331142001